MASTER-PIECE 僕らがイマ、欲しいモノ VOL.07

ファッションにおいて「足元」というのはいつの時代も重要な役割を担ってきた。アメカジに合わせたワークブーツやカントリーシューズ、ストリートに合わせたスケートシューズやテックスニーカー、ミリタリーに合わせたトレーニングシューズやレースアップブーツ、スポーツカジュアルに合わせたリカバリーシューズやローテクスニーカーなど、その時代、そのスタイルに合わせた足元のトレンドが生まれてきている。1946年創業、フランスのCLEON社が手掛けるミリタリースペックの基準をクリアしたワークブーツブランド＜KLEMAN（クレマン）＞。フランスでは主にサービスシューズを製造していて、軍や消防署、公共施設にも提供する品質・実績ともに信頼されているブランドのひとつだ。チロリアンシューズをモチーフにしたこのPADREは、程よいボリュームとチロリアンシューズならではのホールド感が魅力の、ブランドを代表するモデル。ラバーソールによる履き心地もさることながら、今主流のクリーンで上品なスタイルにもマッチするその出で立ちは、まさに今履きたい1足である。今回の別注はそんなPADREのアッパーにスウェードを使用した代物。前述した特徴に加え、より品のある表情のブラックスウェード素材を採用することで、どこかモードのような印象と時代に流されない普遍的なデザインへと仕上がっている。いつの時代でもどんなスタイルでも僕らが納得できる、そんな「足元」がここにある。